その他 スキルは広くか、深くか? 先日若いエンジニアの方から、「スキルは広い方が良いのか、深い方が良いのか」という質問をいただきました。 もちろん理想形は「広くて深い」ですが、どちらが先かといえば、私の回答は「深める方が先」です。 ちなみにスキルのレベルを私なりに表現すると、1 知識がある2 易しい仕事ができる3 難しい仕事ができる4 教えることができるです。言うまでもなく4が一番深いレベルです。 エンジニアに... 2023.02.12 その他
その他 アナログ人間 先日ある現場で改善の打ち合わせをしていたときのことです。自前のノギス(写真)を取り出したとき、お客様2名が「あれ?」っという顔をされました。 はじめは何に驚かれたのかピンとこなかったのですが、「デジタルじゃない」「さすがプロ」という小声を聞いてやっと分かりました。デジタル表示機能のないノギスが出てきて驚いたのです。 たしかに今どき現場においてあるノギスはすべてデジタルです。お... 2023.01.25 その他
設備 設備仕様書は誰がつくる? デンソー在職中、設備メーカーから見積を取得するための設備仕様書(以下、仕様書)は自社で作成していました。それが当たり前で、他社でも当然そうしていると信じて疑ってなかったのですが、デンソー退職後、この仕事を始めていろいろな会社の方から話を伺うと、必ずしもそうではないことを知って驚きました。 つまり一部の会社では、仕様書は自社で作成するものではなく、設備メーカー(あるいは間に入る商社)が作成し... 2023.01.12 設備
その他 謹賀新年 新年明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。本年もみなさまの自動化や現場改善のお手伝いをさせていただきます。どうかよろしくお願いします。 2023.01.01 その他
その他 コミュニケーションで大事なたったひとつのこと 先日某メーカー様で出張講習をさせていただきました。お題は「手戻りのない自動化の進め方」です。デンソー在職中何回か「手戻り」を発生させてしまいましたが、それでもそんなにひどいことにならずに済んだのは、今振り返ればいろいろな工夫や心がけがあったからです。講習ではそれらのノウハウをシェアしましたが、その中のひとつとして「コミュニケーション・スキル」の話をしました。 「自動化」は企画段階から完成ま... 2022.12.28 その他
その他 「メタ化」できる人,できない人 具体的な情報を、抽象度の高い情報に変換することを「メタ化」と言います(他にも「高次化」とか「一般化」と表現することもあります)。 簡単な事例を挙げると、 例えばある機械のある部位で、荷重がかかって部材が破損したとします。その不具合を、梁にかかるモーメントの公式や、断面2次モーメントの公式を用いてうまく解決した場合、得られた具体的な情報は、「機械の破損対策は、構造力学の公式を使って解決... 2022.12.10 その他
設計ネタ パワポによるポンチ絵 設計の構想段階ではポンチ絵がよく使われます。これは、これから設計製作しようとしている設備や加工ユニットのイメージのすり合わせに使います。 元々ポンチ絵は手描きの立体図のことを指し、実際私が新卒で会社に入った頃、先輩たちはもっぱら手描きでポンチ絵を描いていました。そしてその美しさ、素晴らしさに度肝を抜かれました。頭の中に立体イメージが明確にあり、それを描き起こしていたと思われます。「訓練すれ... 2022.11.26 設計ネタ
その他 meviy 使ってます! ミスミが提供しているサービス「meviy」を少し前から使い始めています。 ご存じの方も多いと思いますが、加工したい部品の3Dデータをアップロードすると、1分もかからずに見積が出てきて、そのまま発注が可能なサービスです(事前登録必要)。しかも納期に応じて価格が変わります。3日、8日、20日の三択で、8日が標準、20日はそれに対して30%オフになります。 少し前まで「meviyは高い」と... 2022.11.11 その他
その他 安売りに思うこと 消費者の立場で言えば、モノやサービスの価格が安いに越したことはないのですが、その安さの根拠が、それを提供する会社の従業員の低賃金なら、気持ちは複雑です。従業員の給料が低いと購買力が下がり、ますます安いものしか売れません。いわゆるデフレスパイラルです。 この状況を打破するには、ひとえに経営者の意識改革が必要です。どこでもできる仕事をどこよりも安く受注しているうちはこの地獄から抜け出せません。... 2022.10.28 その他
事業内容 Tier2様向け自動化コンサル案件 先月、岐阜県の樹脂成形メーカー様(従業員約120名)向けの自動化コンサル業務が1件完了しました。 こちらのメーカー様はいわゆるTier2(自動車シャーシメーカーの2次供給メーカー)で、Tier1(同、1次供給メーカー)に製品を納入されています。 Tier2の仕事の厳しさのひとつは、大量品番がほとんどないことです。Tier1は自動化の効果が出やすい大量品番を自社で取り込み、自動化の効果... 2022.10.11 事業内容