以前書いた「金型無償保管問題」の続報です。
この問題はその後大きな社会問題になり、無償保管させていた大手企業が何社か摘発されています。そんな中、先述の記事に書いた会社の方と先日会う機会があったので、その後どうなったか聞いてみました。
それによると、なんと納入先企業は保管料を払ってくれるようになったそうです。しかしよくよく聞いてみるとその金額は雀の涙ほどで、依然として保管費用の実費とは程遠いとのことです。
その話を聞いて、納入先企業は狡猾だなと思いました。「無償ではない」と言いたいのでしょう。でも仕入先を苦しめていることに変わりありません。公的機関は、こういう実体もつかまえて、指導してほしいものです。