アナログ人間

先日ある現場で改善の打ち合わせをしていたときのことです。自前のノギス(写真)を取り出したとき、お客様2名が「あれ?」っという顔をされました。

はじめは何に驚かれたのかピンとこなかったのですが、「デジタルじゃない」「さすがプロ」という小声を聞いてやっと分かりました。デジタル表示機能のないノギスが出てきて驚いたのです。

たしかに今どき現場においてあるノギスはすべてデジタルです。お客様はどちらも比較的若い方で、デジタルではないノギスを見るのは初めてだったかもしれません。だとすれば、副尺(バーニヤ)の読み方も分からないはずです。

私の若い頃はこれしかなかったので読み方を覚えるしかなかったのですが、今となってはこれが読めると、少しだけ尊敬されることが分かりました。「そろそろデジタルに買い替えようかな」と思っていましたが、たとえ買い替えても、現場に持ってくるのはアナログのノギスにします(笑)

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