
面識はありませんが、私と同じ株式会社デンソーに勤めていらっしゃった方の本です。この方は40代でデンソーを辞め、独立起業して農園経営を始めて大成功を収めました。ご自身2冊目の本です。
農園経営の話も興味深かったのですが、私が一番引き込まれたのは前半部分、デンソー時代のエピソードです。管理職になってどんどん追い詰められていくくだりは、私がデンソーで見てきたものと重なるので身につまされるものがありました。
ちなみに私自身は課長昇格を辞退しました。つまり昇格前に「逃げた」ということです。当時は逃げた後ろめたさがありましたが、結局逃げたおかげで実務から離れること無く会社生活を終え、今の自分があります。今回この本のタイトル「逃げる勇気」はまさに勇気づけられることばです。