具体的にどんな商品だったか忘れてしまいましたが、以前聞いた、ある企業の社長さんの話です。
その企業は富裕層向け商品をデザインして製造販売しているのですが、商品デザイナーには他の企業より高い給料を払っているそうです。高給を払うのはもちろん、腕の良いデザイナーを雇うという意図もあります。しかしそれ以上に意図しているのは、少しでも富裕層の好みを理解してほしいからだそうです。富裕層の好む形、色づかい、質感、そういったものを理解すると、彼ら好みの商品がデザインできるというわけです。
普通のサラリーマンの給料では、どうしても普通のサラリーマン好みのデザインになってしまうのでしょうね。さすが経営者の発想だとそのとき感心しました。