これは元職場で、ある先輩から教えてもらった設計ノウハウです。
製品設計、工程設計、設備設計等、設計にはいろいろありますが、どの設計を行うにしても「6次元の視点で考えなさい」という教えです。
では6次元とはなにか?ですが、、、
6個の次元のうちはじめの3つはいわゆる3次元空間です。具体的には大きさや形を指します。細かく言えば、すき間やガタもこのカテゴリーに入ります。これらはすべて図面で表現できます。
4つ目は「時間」です。具体的には速度、加速度、マシンタイム、経年劣化など、時間で表現できることがらです。
5つ目は「力」です。荷重、応力、モーメント、剛性、たわみなどです。
そして6つ目は「温度」です。熱膨張、熱応力、環境温度、冷却による結露などです。
これら6つの次元を意識して設計すると、完成度の高いものができあがります。設計の仕事に携わる方はぜひこの6次元を意識して「設計」してみてください。