みなさんにとって「良い上司」とはどんな上司でしょう?面倒見の良い上司でしょうか?あるいは頭の良い上司でしょうか?
私も30年以上に渡る長いサラリーマン生活でいろいろな上司と出会いました。これから何回かに分けて私なりに思う「良い上司」についてお話ししていきます。
良い上司の特徴は言動に表れます。
これからやるべき仕事について部下たちに話をする時、良い上司は『我々』(We)という言葉を使います。例えばこんな感じです。
「我々は今月中にこのプロジェクトを完了させなければならない」
いかにもリーダー然としてかっこいいですよね。「成否の責任は私にある」という気概がにじみ出ています。でも『我々』が『きみたち』となるとどうでしょう?
「きみたちは今月中にこのプロジェクトを完了させなければならない」
途端に冷たい感じ、あるいは他人事っぽく聞こえます。失敗しても部下を責めるだけで、責任を取らなさそうな雰囲気さえ漂っています。
このブログを読まれているみなさんの上司が『我々』という主語を使う方なら、安心して付いていくことをお勧めします。