在職中工場はショールームという意識で仕事をしていました。
工場(現場)は、ただモノを作るだけの場所ではありません、見せる場所でもあります。
見学や監査に来られた自動車メーカーの方(=お客様)に工場を見せ、良い印象を持っていただかなければなりません。そうすれば価格に納得もいただけるし、次の受注に繋がります。
では良い印象とは何でしょう?
5Sはもちろん大事ですが、お客様から見ればそれはできていて当然です。良い印象とは、高度な加工技術と高度な品質管理状態です。もう少し具体的に挙げれば、
シンプルで無駄がなく、理にかなった加工方法
不良の発生防止と流出防止がきちんと実装された設備
デリケートな製品にダメージを与えないような丁寧な搬送
整備された作業標準類
キビキビした作業者の動き
といったところです。
別の言い方をすれば、「さすが」という感動と「発注してよかった」という安心をお客様に与えなければなりません。
「工場はショールーム」という意識を持つと、仕事の質も、やりがいもワンランク上がります。オススメの構えです。